健康

タブレットを使う姿勢,気にしてますか?

iPadやKindle Fireなどを筆頭にタブレットもすっかり浸透しました.一人一台持っていると言っても過言ではなくなっているかもしれませんね.しかし気を付けて欲しいのは,使うときの姿勢です.前回の記事(2020/4/30)ではラップトップを使用する際の姿勢について調べましたが,今回はタブレットを使用しているときの姿勢は健康に影響するのでしょうか?

前回の記事をチェックしてない人はこちらから!



 

【本日の話題】タブレットの使用と体の不調に関係はあるか?

【はじめに】

  • アメリカのオフィスワーカーは1日に2.1時間程度タブレットを使用しており,今後も使用する機会や人口は増えていくことが考えられる
  • 近年の研究で,スマートフォン使用時に首を前に曲げながら操作することは,ストレートネック,頚部や上肢の不快感などといった負の効果を生み出すことが報告されてきた
  • さらに座位で使用することで腰痛の原因となりうる背筋の過度な筋活動が観察されている
  • 今回は,タブレット使用時に様ざまな座位姿勢をとった場合にどうなるのか調査した

【対象/方法】

  • 腰痛の既往のない15人の男性大学生もしくは大学院生(平均年齢24.5歳)を対象に実施
  • タブレット操作姿勢と前方凝視姿勢を3通りの座り方で比較:1) オフィスチェア,2) オフィスチェア(地面から椅子の台座までの距離の半分の高さの箱に足を置いた姿勢),3) オフィスチェア(膝のサポーターつき)

  • 計測項目:首の前方への曲がり,腰椎の前方への曲がり,体幹の前傾角度

【結果】

  • タブレットを使用することで,腰椎の曲がり(12.8%)と体幹の前傾角度(28.0%)が減少したが,頚部の前方への曲がりが90.8%(!)増大
  • 箱に足を乗せた姿勢では,頚部の前方への曲がりが軽減(vs 1) 9.7%↓,vs 3) 7.5%↓)したが,腰椎の曲がりと体幹の前傾角度が増大した.

今日のひとこと!

浅い座り方になって首が前に出てしまう,というふうに解釈できると思います.それにしても上がり幅が90%以上というのは衝撃的ですね.しかし,姿勢は意識して変えることができます.これからの記事ではどうすれば正しい姿勢を維持できるのかという視点で探っていきたいと思います.皆さんからもご意見やリクエストがあればどしどしコメントください!

 

文献タイトル

Jin S, Kim J, Kim D. The effect of tablet use on trunk posture while sitting. Work. 2020;65(3):581‐589. doi:10.3233/WOR-203112

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32116276/



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