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スポーツ選手に関わる際にトレーナーや保護者が大事にすべきこと

怪我をした選手がそのまま練習や試合を継続しても良いかどうか…スポーツ選手のサポートをする指導者やトレーナー、保護者の方が一度は悩んだり、心配したことのある問題だと思います!
特にトレーナーの方はその時の様々な情報から選手のGO or No Goを判断すると思いますが、やはり今回の情報は頭の片隅に入れておく必要があると思います!あわせて、選手自身にも教育として伝えてあげることは大切かもしれませんね!
MUDA




【本日の話題】怪我をした状態で練習や試合を続けることは将来の変形性関節症や慢性疼痛、生活の質の低下に関係するという論文を紹介します

【はじめに】

  • スポーツ選手にとって、怪我とは経済的にも身体的にも大きな負担になる問題である
  • スポーツ傷害は変形性関節症のリスク因子にもあげられており、変形性関節症は健康関連の生活の質や、慢性的な痛みを引き起こす可能性がある
  • 選手の中には怪我をした後に悪化するリスクを知ったうえで練習や試合を続ける選手がいることもわかっている
  • 怪我をした後に練習や試合を続けることによる長期的な身体への影響は不明
  • エリートレベルとレクリエーションレベルでは状況が異なる可能性がある
怪我をした選手が練習や試合を続ける理由
  1. チームからのプレッシャー
  2. 練習や試合の時間が無くなることへの恐怖
  3. 血圧:収縮期(最大)血圧 ≧ 130 mmHgかつ拡張期(最小)血圧 ≧ 85 mmHg
  4. 重要な試合が迫っている時
  5. 選手個々の心理的特性

 
【対象/方法】

  • 18歳以上の現役あるいは引退したクリケット選手2233名
    (30歳未満の変形性関節症は解析から除外し、30歳以上の対象2071名を変形性関節症と慢性疼痛の解析に含められた)
調査項目
  • 健康関連の生活の質(Short Form 8)
  • 医師に変形性関節症といわれたことがあるか
  • 身体で慢性的な痛みを抱えている部位があるか
  • レクリエーションレベル(大学、学校、地域レベル)or エリートレベル(国際または州レベル)
  • その他の情報:年齢、クリケットのプレー状況、現在クリケットをしているか、負傷した関節の数、手術の回数など

 
【結果】

  • 77%が負傷したまま練習や試合を継続した経験があった
  • 30歳以上のクリケット選手の内65%が慢性疼痛を訴えており、30%が変形性関節症と診断されていた
  • 怪我をしながら練習や試合を継続していた選手は、きちんと休息をとっていた選手と比べて変形性膝関節症と診断をされた選手(オッズ比:1.86)、慢性的な痛みを訴える選手(オッズ比:2.34)の割合が高かった
  • どちらのレベルでも怪我をして練習や試合を継続していた選手は健康関連の生活の質が低下していた
  • エリートレベルでは精神的健康スコアも低下していた

MUDA
怪我をしたまま練習や試合を続けることは、変形性関節症のリスクとなることがわかりました!

今を生きる選手たちをしっかりとサポートしながらも、サポートする側は引き際をきちんと示すことが大切ですね!そもそも、故障しない身体づくりをさせることが一番大切です!!
MUDA

 

文献タイトル

Bullock, Garrett S., et al. "Playing sport injured is associated with osteoarthritis, joint pain and worse health-related quality of life: a cross-sectional study." BMC musculoskeletal disorders 21.1 (2020): 1-11.

https://link.springer.com/article/10.1186/s12891-020-3136-5

 





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